数学教師のインフラ(English and French)ブログ
異文化への興味の扉を開く、数学教師のブログ
エミリーパリに行く

【「エミリーパリに行く」の世界へ—憧れのロケ地巡礼 第1回】 まるで絵本の中みたい!モンマルトルのLa Maison Roseへ

Bonjour!

今日は、サクレクール寺院に訪れる際に訪問した、La Maison Rose(ラ・メゾン・ローズ)について紹介していきます。

このカフェは、ドラマ『エミリー・パリへ行く』シーズン1の第5話に登場する、まさに“映える”名所としても知られています。エミリーがインスタ投稿を巡り上司シルヴィーとのトラブルで悩んでいた際に、エミリーがミンディーに相談するというシーンでロケ地として使われています。

🍽️ 食事の感動:前菜からデザートまで

La Maison Rose は、料理のすべてにこだわりが感じられるレストランでしたが、特にデザートの素晴らしさが印象的でした。

今回妻と私がオーダーしたものを紹介します。

🥂 ドリンク

  • イタリアンレモネード
  • La Maison Rose 特製コーラ(キャラメル・ジンジャー・スパイス・レモン)

どちらのドリンクも自家製であり、さっぱりとした甘さと爽やかさが心地よく、食事の始まりを彩る良い序章となりました。

🥚 前菜

  • ゆで卵の料理
  • ミニトマトの料理

(残念ながら、現行のウェブサイトのメニューにはこの2品の記載が見当たりませんでした。もしかすると季節によってメニューが変わっているのかもしれません)

これらの前菜は、素材の風味を活かした優しい味わいで、メインへの期待を高めてくれました。

🍛 メイン

  • カマルグ産赤米のサラダ、ロースト&生の季節野菜、クランベリー、フェタチーズ、ハーブ、ほうれん草とミントのペスト(ヴィーガン対応可) 
  • 仔牛の胸肉(パセリバターと白ワインで低温調理)、モジェット豆のクリーム、ローストポテト添え 

カマルグ産赤米のサラダは、南仏カマルグ地方で育った赤米のぷちぷちとした食感に、ロースト&生の季節野菜のフレッシュな甘みと香ばしさが重なります。そこにフェタチーズのほのかな塩気、クランベリーの優しい酸味、そしてハーブとほうれん草&ミントのペストが絡み合い、口の中で爽やかな風が吹くような味わいに。見た目もカラフルで、思わず写真を撮りたくなる美しさです。

仔牛の胸肉は白ワインとパセリバターでじっくりと低温調理されており、ナイフを入れた瞬間にほろっとほどけるほど柔らか。豆の名産地・ヴァンデ地方のモジェット豆を使ったクリームは、ふんわりとした甘みと滑らかな口当たりで、肉の旨味をやさしく包み込みます。付け合わせのローストポテトは外はカリッと中はホクホクで、香ばしさが全体を引き締めてくれます。

🍰 デザート

  • クルミとレーズン、ローズマリー入りキャロットケーキ、クリームチーズアイシング
  • 季節のフルーツとピスタチオ入りパブロバ、シャンティクリーム添え

さて、ラ・メゾン・ローズで一番期待していたのがデザート!

1つ目は妻のオーダーしたキャロットケーキ。ひと口食べた瞬間、しっとりとした生地の甘みとスパイスの香りがふわっと広がります。そしてクルミの香ばしさとレーズンの自然な甘みが生地にほどよいアクセントを加え、ローズマリーの爽やかな香りが後味をすっきりと締めてくれます。外は少しサクッと、中はしっとり。素朴なのにエレガント…  La Maison Roseの雰囲気そのままの、心がほぐれるキャロットケーキでした。

パブロバはニュージーランドやオーストラリア発祥とされるメレンゲ菓子で、サクサクとしたメレンゲの台座に濃厚な生クリームと、爽やかなベリー類やベリーソースが重なる組み合わせが魅力的です。

まさに食べたかったこのデザートを、La Maison Rose で試すことができました。フレッシュなベリーとともに甘くおいしいパブロバ」は、食事を締めくくるには最高の選択でした。

そのあまりの美味しさに、旅行最終日の夕食で訪れた Le Temps Des Cerises でも再度パブロバをオーダーしてしまったほど。帰国後には自分でも挑戦してみましたが、メレンゲがうまく膨らまず少し失敗…(次こそ完璧に作りたい!)。

アットホームな空間と温かい接客に心までほっこり

La Maison Rose の外装は、淡いピンク色でとってもおしゃれで可愛らしい雰囲気。緑の窓枠とのコントラストがまさにインスタ映えする“絵になる”建物そのものです。

店内はこじんまりとした造りで、ウェイターの方々も気さくに声をかけてくださり、サービスも温かく居心地の良さを感じさせてくれました。

偶然ではありますが、ウェイターの方はなんと日本に来たことがあるとのことで、次は日本のこんなところに行きたいです!といった話で盛り上がりました。こちらのウェイターの方だけではなく、フランスでは結構日本に来たことがある、または行きたい!という人を見かけました。

記憶に残る一時を

物語の舞台のような空気感を纏った La Maison Rose は、ただのおしゃれな観光スポットではなく、心に残る「味・空間・情緒」の全てを兼ね備えた隠れた名店でした。

特にデザートの完成度は素晴らしく、食べ終わった後も「次来たときはこっちのデザート食べたい!」と強く思わされる体験でした。

モンマルトル散策のプランを立てる際には、ぜひ La Maison Rose を候補に入れてみてください。

ピンクの壁の向こうに広がる、甘くて優雅なひとときがあなたを待っています。

それでは、Au revoir!

ABOUT ME
mochi-love
こんにちは。伊勢で数学の先生をしています。 数学を専門としながら、なぜか言葉、文化の違い、旅も大好き。 このブログでは、英語やフランス語の面白さ、そして世界各地の魅力的な異文化について、気ままに発信していきます。 少しでも「へぇ、そうなんだ!」と感じてもらい、あなたの異文化への扉を開くきっかけになれば嬉しいです。
CTAサンプル

これはCTAサンプルです。
内容を編集するか削除してください。