「フランス語を始めてみたいけど、どの参考書を選べばいいの?」、「文法ってなんでこんなにややこしいの? 分かりやすい問題集はないの?」
そんな方にぜひおすすめしたいのが、学研の人気シリーズ『フランス語をひとつひとつわかりやすく。』です。
私は昨年度、フランス語検定5級・4級に合格しましたが、「もしこの本を知っていれば、最初からこれで勉強していたのに…」と思うほど、初学者にぴったりの一冊です。(合格体験記についてはこちら)
私が実際に使い始めたのは合格後ですが、「とにかく分かりやすい!」の一言に尽き、良い復習教材にもなっています。
今回は、これからフランス語を始める超初心者の方に向けて、この本の魅力を紹介します。
🌿 超初心者におすすめの理由
① 見やすいレイアウトでサクサク進む
ページ構成はとてもシンプル。
左ページにはイラスト入りの丁寧な解説、右ページには穴埋め式や書き換え、「日本語→フランス語」などの練習問題が並びます。
“読む → 理解する → 使ってみる”が見開き1ページで完結するため、毎日1ページずつ進めるだけでも着実に力がつく仕組みです。
(完全に定着させたい場合は、何周も繰り返すのがおすすめ。)
まさに王道の「やさしく・見やすく・続けやすい」スタイルです。
② 「超」基礎からのわかりやすい解説
特筆すべきは、難しい文法用語があまり登場しない点。
出てきたとしても、イラストと例文でやさしく説明されています。
たとえば「疑問副詞」など、一見とっつきにくい文法概念も、“中学生でも理解できるレベル”の日本語で丁寧に解説。
フランス語学習で最初につまずきやすい「文法アレルギー」にならずに済む構成です。
さらに、英語との対比で説明してくれるのも嬉しいポイント。
たとえば本書では次のように紹介されています。
—————————ここから—————————
「どこ?」とたずねるときは、疑問副詞 où を使います。英語の where にあたります。
疑問文の作り方は quand と同じです。3つのパターンを見てみましょう。
Tu habites à Kyoto.
→ 「君はどこに住んでいますか?」の文に
その1 Tu habites où ?
その2 Où est-ce que tu habites ?
その3 Où habites-tu ?
—————————ここまで—————————
(p.062 21「どこ?」とたずねる文より引用)
実際には、イラストやルビ(発音)が付き、重要なポイントは赤字で書かれており、とても分かりやすく説明されています。
③ CD付きで音読・リスニング練習もOK
付属のCDでは、本文・練習問題のほぼすべての単語や文を音声で確認できます。
また、すべてのフランス語にカタカナのルビがふってあるので、CDを再生できない場所でも音読練習が可能。
テキストを見ながらリピートすることで、リスニング力・発音・スピーキング力を同時に鍛えられます。
「読むだけの文法書」ではなく、“声に出して覚える参考書”という点も魅力です。
📘 その他の特徴
- レベル目安:仏検5級程度(学習法の詳細は以前の記事で紹介しています)
- 巻頭:アルファベ(フランス語アルファベット)や発音とスペルの関係、あいさつ表現など、まったくの初学者でも入りやすい内容を収録。
- 巻末:数の数え方、ユーロの読み方(仏検でも重要!)、月・曜日・季節・時間の表現、主要な動詞活用表など、実践的な項目が音声付きでまとめられています。
💡 こんな人におすすめ!
- フランス語学習が初めてで、何から始めればいいかわからない方
- 過去に勉強したけれど、難しくて挫折してしまった方
- 文法書は苦手だけれど、少しずつ基礎を積み上げたい方
✨ まとめ
『フランス語をひとつひとつわかりやすく。』は、まさに「最初の成功体験」を与えてくれる一冊です。
イラスト入りで分かりやすく、音声付きで実践的。
フランス語の世界に踏み出す最初のステップとして、これ以上の入門書はなかなかありません。
「初めての1冊」に迷ったら、ぜひ手に取ってみてください。
きっと、フランス語がぐっと身近に感じられるはずです。
✴️ 書籍情報
書名:フランス語をひとつひとつわかりやすく。
出版社:学研プラス
付属:CD付き
レベル目安:仏検5級
これはCTAサンプルです。
内容を編集するか削除してください。

